デンマークの至宝 ロシア皇帝献上品として産声を上げたロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカ
1790年、ロシアの女帝エカテリーナ二世への贈り物としてデンマーク国王クリスチャン七世が王立ロイヤルコペンハーゲン磁器製作所にディナーセット制作の命を下したことがフローラダニカ誕生のきっかけです。
名品中の名品として世界中から賞賛され、現在でもデンマーク王室での公式晩餐会で使われるほどの作品です。
その作品群の中でも最も希少性が高く、現在は制作されていないシリーズ
GAME-ゲームシリーズ、アニマルズ(野生動物)の作品群よりディナープレート二作品とオープンワークプレート(レースプレート)一作、合計三作品が近日中に入荷いたします!
モチーフはラテン表記"Cervus Capreolus" "Putorius Furo" "Ursus arctos"の三作品です
フローラダニカ、ゲームシリーズ
正式には「ファウナダニカ/Fauna Danica」と言い、デンマークの野生動物を意味します。
「フローラダニカ」に比べて絵付けの面積が多いのは一目瞭然で、動物本体だけでなくその前景や背景も見事な空気感で表現されています。
ファウナダニカを絵付け出来るペインターはコペンハーゲン社と言えども数人とも言われており、当時を代表するマイスターペインタークラスが渾身の技術でかけ描きあげた作品なので、通常のフローラダニカと比べて現存する作品が極めて少なく、現在では殆どお目に掛かれない希少作品となりました。
絵付けは全て一点物、同じものが2枚と無いのも特徴です。
もちろん、プレートの裏面にはダニカと同じく、モチーフとなった動物の学名が手描きで書いてあります。 「ファウナダニカ」は「フローラダニカ」と区別するために、器縁にある長方形の装飾がミントグリーンに塗られています。因みに「フローラ」はピンクです。
極度の技術力、絵付け面積の多さなどからコスト的に全く合わなかったのでしょう、1960年代から80年代という非常に短い製作期間制作された幻の作品、日本では殆ど目にできません。
当然現在では全く作られていない作品であり、今後再生産されることはまず考えられません。
貴重作品であり、西洋磁器を代表する逸品です。
乞うご期待!!
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