フランス人造形家、ミッシェル・ヴェクトール・アシエ
Michel Vitor Acier(1736-1799)
推定1779年原型、Shepherdグループの希少モデルが近日入荷いたします。
※上段が実際の作品、下段白黒写真は真贋判定にも用いられる「Meissen Collector's Catalogue」掲載写真です。
ロココ時代中期、本場フランスで生まれたアシエによる作品
マイセン磁器、ケンドラーの次にマイスターモデラーになった人物です。
当作品は推定1779年に原型制作されたマイセン人形代表作品群「Shepherd~羊飼い」に属する群像(グループフィギュリン)で、同グループフィギュリンの中では大型の作品となります。
羊飼いの恋人達、子羊と牧羊犬で構成された複雑な造形、牧歌的で温かみのある明るい彩色など、一目で高額フィギュリンと分かる作品です。
また日本国内で見つけることは極めて難しいかなりのレアモデル、更に入荷作品は無修復、無破損の完全体で入荷いたします。
乞うご期待!
9/30 写真を更新いたしました。実際の作品です。
ミッシェル・ヴェクトール・アシエ Michel Vitor Acier(1736-1799)
造形家、マイセン磁器マイスターモデラー
1736年1月20日にヴェルサイユ(フランス)で生まれ1799年にドレスデンで亡くなる。 1764年8月1日から1780年12月までマイセンに雇用された。七年戦争(1756年~1763年)の後は、市民層の経済的発展と自由主義の前章時期でした。そこで新しい市民的価値をマイセン社にも取り入れようとパリから引き抜かれた人物。
1764年マイセンにに入社して、ケンドラーと並んで造形家として活躍する。
ケンドラー没(1775年)後、モデルマイスターとして後継者になる。新しい時代の好みのもの(新古典主義的なルイ16世様式の作風)を作り上げ、1780年に退社するまでに200体の人形や群像を作り上げた。