原型は1741年、ケンドラー初期にあたるGallant~クリノリングループの代表作であり、大型希少作品
「Crinoline lady with a cavalier and a harpsichord」のアフターモデル
「刺繍をする淑女と恋人」
近日入荷いたします。
※上段は実際の作品。下段は通常の186xタイプです。
(Meissen Collector's Catalogからの抜粋)
極めて珍しい作品なので全く情報がありませんでしたが、ドイツマイセン磁器販売店へのリサーチをもとに当店で調べた限りの情報を掲載させて頂きます。
原型は1741年、ケンドラー初期物となる最も高額作品が生み出された頃の作品です。
その原型を基にケンドラー亡き後の1880年頃に制作されたアフターモデルで、チェンバロが当時流行していた刺繍に変わり、男女の位置が左右反転しているのが最大の特徴です。
またデコレーションも原型制作当時のロココ様式全盛期である豪華絢爛で甘美な世界観を忠実に再現しており、王侯貴族文化さながらの様相で制作されております。
モデルナンバーは通常186xですが、特別に制作された当該作品は551番が割り振られています。
1800年代後期の短期間にのみ制作された作品のようで各種文献にも文章のみで掲載されているだけです。
マイセン人形をご趣味とされている方、特に希少作品をお集めになっているコレクター向きです。
滅多に目にすることはない希少作品と思われます。
ご期待ください。
8/28 写真を更新いたしました。実際の作品です。