マイセン磁器花絵付けの礎とされ原点ともいわれている
通称「マルコリーニの花」
一つの絵柄に対して固有のデコナンバーを持つ一点制作の装飾絵皿、レースプレートが近日入荷いたします。
1774-1815年、新古典主義時代に於いてマルコリーニ伯爵がマイセン磁器の運営に深く関与した時期、通称「マルコリーニ期」に考案された花絵付け(ブーケ絵付け)です。
写真を見ると一目瞭然ですが現在のマイセンフラワーとは一線を画し、油彩調印象派的のデコレーションでコッテリとした濃密な仕上がりの花絵柄で、構図は最古典である薔薇をメインとしたブーケ調のモチーフです。
当該作品はマイセン磁器創立300周年の2010年頃の制作と思われ、同じフォームでマイセン磁器300年の歴史の中でも最も価値ある数絵柄が制作されたとされています。
例としてブラウンスドルフの花、FFブーケ、旧画法ブーケ(エッチングタイプ)、そして当作「マルコリーニの花」などがその代表です。
各絵柄は全て一点もの扱いなので一枚限りの制作で、各モチーフには固有のデコナンバーが割り当てられています。
各絵柄一枚限りの制作という特殊な作品ゆえ実際には市場での販売はされなかったようで、マイセン磁器内でもいわゆる定価(リストプライス)は存在いたしません。
当作の初代オーナーへの販売価格は11,000ユーロだったようなので、仮に日本国内で販売されたと仮定すると300万円近い金額になると推測される超高額の装飾絵皿です。
二度と手に入らない作品です。
乞うご期待!