古マイセン人形の中でも非常に有名でマイセン人形を知らずとも、見たことがある方も多いと思われる作品
歴代マイセン磁器モデラーの中でも新古典主義期を代表するビッグネーム、ミッシェル・ヴェクトール・アシエとヨハン・カール・ シェーンハイトによる合作原型の代表作品が近日入荷いたします。
※上段は実際の作品、下段白黒写真は真贋判定にも用いられる「Meissen Collector's Catalogue」
1910年頃の掲載写真です。
古マイセン人形、いわゆるネオ・クラシシズム様式の作品です。
アシエとシェーンハイトが合作で制作したマイセン人形原型は数作確認されていますが、その中でもスタンダートモデルとされ、一二を争う有名作品です。
特に入荷個体はモデル初期にしか存在しなかった「レースドール」タイプです。
大変手の込んだ作品で、衣装レース部分は実際のレースにスリップ(素地)を浸み込ませて焼成させる技法で極めて難易度が高いとされています。
彩色も現代のマイセン人形とは一線を画すコッテリとした風合いで、見るからに古マイセン人形としてのオーラを放っております。
詳細は下記をご覧ください。
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≪作品詳細≫
英名;Seated girl sleeping."Model No.E58"
原型制作年;1774年
原型制作者;ミッシェル・ヴェクトール・アシエ
Michel Vitor Acier(1736-1799)
ヨハン・カール・ シェーンハイト
Johann Carl Schönheit(1730-1805)
制作年代(推定);1900年頃
サイズ及び形状;約高さ190mm/幅130mm/奥行130mm
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