古マイセン人形、FEメイヤー制作の中でも最古典に属する作品
マルティン・ルター詩より「ワイン、女性、そして歌を少しも愛さぬ者は、生涯の愚者であろう」が近日入荷いたします。
※上段は実際の作品、下段は「Meissen Collector's Catalogue」1910頃の参考資料です。
数あるマイセンフィギュリンの中でも極めて稀有な「珍品中の珍品」です。
ヨーロッパでは大変有名な詩から着想を得た作品と言われております。
欧州における宗教改革の中心者でプロテスタント教会の源流をつくり、聖アウグスチノ修道会の神学者、マルティン・ルター(Martin Luther 1483年-1546年)の詠んだ詩をそのままモチーフとした作品で、その一節「ワイン、女性、そして歌を少しも愛さぬ者は、生涯の愚者であろう」がそのまま独語、英語圏内で作品タイトルとして認知されております。
なんと1744年の原型作品、最古典の部類に当たる作品です。
作家のFEメイヤーはマイセン磁器造形師のほかにベルリン王立磁器製陶所(現KPM)の設立に大きく関与し、初代マイスターを務めた伝説的なモデラーで古典主義、ロココの大型フィギュリン、ロカイエ作品などマイセン磁器でも数多くの名作を輩出しています。
当時の原型人形、特にロカイユベースの縦型グループフィギュリンとしては極めて大型で高さ30センチ級の大作です。
こうご期待!
4/3写真を更新いたしました。実際の作品です。
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